JESUSジーザス(原作七月鏡一/作画藤原芳秀)を語りたい
タイトル:JESUSジーザス
出版社:小学館
おすすめ年代:高校以上、とくにおっさん
完結済み(全十三巻)
ジャンル:ハードボイルド
知らない人も、忘れてしまった人もいるかもしれません。1990年代の漫画です。劇画でです。とっつきにくいと思う人もいるかもしれません。
ですが、それを覆すカッコよさが藤沢慎吾=ジーザスという主人公にはあるのです。
とくにハードボイルドが好きな人にはお勧めです。
藤原先生の画力は非常に高く、一巻からこれほど高い技術で連載する人は稀です。(たいていの作家先生は連載途中に進化していく)劇画があまり好きじゃない人でも藤原先生のタッチは洗練されているので読みやすいと思います。
この作品をお勧めする最大の理由は、このジーザスの世界観が次に紡がれていくことです。ゆえに、原点であるこの作品を読まないで次に進むのは餡子の入っていないアンマンを食べるようなものなのです。
ちょうどハードボイルド長編を読みたいなと思ったあなた、まずはこの作品を読む事をおすすめします。そして、次に読むべきは闇のイージスだとだけ予告しておきます。
さらに言うと闇のイージスだけに留まらないので詳しくは記事にて紹介していこうと思ってます。
両先生の益々のご活躍をお祈りして終わりたいと思います。
最後に、この漫画を読んだ後、ちょっと失敗したと思ったらジーザスとつい言ってしまうことでしょう。